みなさん、こんにちは。
株式会社さびらの安里です。
先日、那覇商業高校にてリーダー研修を行いました。
今回のリーダー研修では、先生と参加する生徒会のみなさんと事前に話し合いをもち、研修の設計・運営を行いました!
実施した内容や生徒の様子について紹介したいと思います。
|概要
学校名:那覇商業高等学校
生徒人数:40名 (各クラスのHR長と生徒会)
場所:那覇商業高等学校/松山公園/嘉数高台公園 日時:2024年9月20日(金)
|実施プログラム
【チームビルディング】
様々なワークを通して学年を超えた交流を促進する。
【平和学習】
・沖縄戦
白梅学徒隊を通して同世代が体験した沖縄戦を学ぶ。
・基地問題
沖縄戦の戦跡や普天間基地を眺めながら、沖縄戦から今に続く基地問題を学ぶ。
・ふりかえり
沖縄戦や基地問題について生徒同士で学んだことをふりかえり、深める。
【ファシリテーション講座】
話し合いのコツや対話のスキルを学び、日頃の学校生活に活かす。
【全体まとめ】
今日の学びを次に活かすためにあらためて今日1日を振り返る。
事前ヒアリング
事前に先生と生徒会のみなさんにヒアリングを行い、企画を進めていきました。
先生からの、「大人になった時に社会の中でも今回の学びや学校生活の出来事を大事にしてほしい」という今回の研修へのメッセージを受け、どんなことを学び、考えたいか、一緒に話し合いながらリーダー研修の内容を決めました。
生徒や先生からの意見としては・・
「あんまり勉強したことないから基地問題を考えたいよね。」
「自分たちとの繋がりもある白梅学隊も学びたい。」
「世界的にもめずらしい・・・平和の礎を改めて勉強したい。」
「クラス会の運営とかに役立てたいからファシリテーションは必須。」
「他学年との交流も行いたい。」
最終的に生徒会の皆さんに決めてもらいました。
チームビルディング
自己紹介、体を動かし、チーム戦などの様々なレクリエーションを通して、チーム内での交流を促進させました。
【平和学習】那覇商業と所縁ある白梅学徒隊を通して沖縄戦を学ぶ
那覇商業高校の跡地には戦前、沖縄県立第二高等女学校がありました。
沖縄戦当時、46名の四年生が看護学徒隊(のちに白梅学徒隊と呼ばれる)として動員されました。生徒達は繋がりのある元白梅学徒隊の武村豊さんの証言を用いて、同年代の視点から沖縄戦を学びました。
元白梅学徒隊の武村豊さん
※沖縄尚学地域研究部さんが実施しているワークショップを参考にしました。
【平和学習】嘉数高台にて沖縄戦から基地問題を考える
白梅学徒隊が看護を行っていた兵士達の中には、嘉数や前田高地などの戦いで負傷した兵隊達もいます。沖縄戦の最初の激戦地となった宜野湾市嘉数にて、沖縄戦前から戦中戦後の様子、普天間基地の成り立ちから現在に至る基地問題まで沖縄近現代史から戦争や平和について学んでいきました。
【平和学習】沖縄戦や基地問題をふりかえり、深める。
学校に戻ってきて、沖縄戦や基地問題について学んだことを生徒同士で共有したり、基地問題に関する様々な意見が書かれた教材カードをもとにディスカッションを行い、学びを深めました。
【ファシリテーション講座】話し合いのコツを掴む
対話のスキルに着目し、クラス会議や部活・生徒会活動などにおいて切り離すことのできない「話し合い」がうまくいくためにはどうしたらいいのか。をファシリテーションの知識やスキルを実践を交えて学びました。実際の学校生活における話し合いの困りごとなど、生徒がより実践しやすくなるように意識した設計を行いました。
※【学生向けファシリテーション講座】の詳細は下記のブログをご覧ください!
【ファシリテーション講座】みんなの良さを活かして話そう〜話し合いのためのファシリテーション@那覇商業高校
【全体まとめ】学びを活かす
最後は今日の学びを次に活かすために今日1日を振り返り、今日の学びが今後の学校生活などでどのように活かすことができるのか。グループで話し合いました。
沖縄戦も含めて様々な学び・気づきが生徒から生まれ、日頃の生活に活かされると嬉しいですね☺️
〜生徒の感想〜※一部抜粋
・ファシリテーション講座は普段の学校生活だけでなく、就職や進学してからも生かせるスキルだと思う。
・学校生活では学ぶことが少ない、基地問題について学ぶことができてよかった。
・那覇商業と白梅学徒隊が繋がりを知ることができた。
※那覇商業の敷地は戦前、沖縄県立第二高等女学校があり、沖縄戦当時の4年生が学徒動員される(後の白梅学徒隊)
【お問合せ】
弊社では、リーダー研修など研修目的に応じてフィールドワークやディスカッションプログラムなどの研修内容をカスタマイズした学習プログラムを提供しております。お気軽にご連絡ください。
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