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執筆者の写真さびら 株式会社

【継承を考える】大熊未来塾✖️さびらワークショップ開催

更新日:2023年12月8日


みなさん、こんにちは。

株式会社さびらの安里です。


先日、 福島県にて東日本大震災の経験や教訓を発信している大熊未来塾と株式会社さびらのメンバーが交流会を兼ねた、震災と沖縄戦を通して「継承」について考えるワークショップを開催しました!


今回はワークショップの様子をご紹介します。


大熊未来塾とさびらのメンバー集合写真

参加者:大熊未来塾のみなさん、株式会社さびら(安里・狩俣・稲福)、大阪大学大学院生の石川さん、合計17名


 

一般社団法人大熊未来塾とは?

大熊未来塾は、福島県双葉郡大熊町の中間貯蔵施設エリア内から東日本大震災の経験、教訓を発信してます。現地語り部、オンライン授業、講演の3つを柱として伝承。防災、豊かな世の中への問い、文化の継承がテーマです。

沖縄のガマで学ぶ犠牲者への思い 福島「未来塾」が遺骨収集 原発事故、実相継承を考える 琉球新報 2023年11月21日 掲載 https://ryukyushimpo.jp/news/national/entry-2493951.html


 

ワークショップ担当:株式会社さびら 野添


株式会社さびらの野添

野添侑麻(のぞえ ゆうま)

教育旅行チーム/ライター

沖縄市出身。サッカーと音楽とストリートカルチャーをこよなく愛する92年生。

18歳から進学先の大分県でロックフェス企画・制作を始め、卒業後は東京にてアーティストマネジメント業に従事。

Uターン転職で沖縄に戻り、地元新聞社にて沖縄の音楽シーンを中心とした執筆活動を始める。

また学生時代から沖縄戦跡巡りをライフワークとしており、次世代に沖縄戦を伝えるきっかけになれるよう、日々模索中。FC琉球の熱狂的サポーター。



 

ゲスト:石川 勇人 大阪大学大学院 人文学研究科

石川勇人
1998年生まれ。沖縄県那覇市育ち。沖縄戦体験者と沖縄戦を聞き書きしてきた記録者に聞き取り調査を行っています。特に、沖縄戦体験者が戦後をどう生きたのかという点に関する聞き取り調査を行い、その証言を社会学のトラウマ論・記憶論、ナラティブ論、そしてオーラル・ヒストリーの視点から考察しています。
 

ワークショップの狙い


今回のワークショップは、2024年より大熊未来塾では、震災を継承する活動の一環として、「聞き書き」を行う予定です。新たな活動が始まる前に、「何のために聞き書きを行うのか」78年前の沖縄戦から今に至るまでの継承の過程を踏まえながら、考えていきました。

東日本大震災と沖縄戦の継承を考える前に


それぞれの継承を考えるうえで押さえておきたいポイントを参加者全員で確認し、ワークに入りました。


それではワークショップへ

株式会社さびらにて行われたワークショップの様子

 

1.アイスブレイク

大熊未来塾(福島)とさびら(沖縄)が混ざり、グループを作り、それぞれの団体紹介やメンバーの自己紹介をしました。さらに弊社の石垣が開発した共感型カードゲーム「This it 〜それな〜」などでワークショップの姿勢作りもかねて実施しました。


特に、冬に聴きたくなる歌シリーズは盛り上がりましたね!



2.東日本大震災/沖縄戦を継承する理由を考える


さびらと大熊未来塾のメンバーに分け、それぞれのグループにて「継承する理由」を考えていきました。


継承について考えるワークショップを行う大熊未来塾のメンバー


 

3.沖縄戦の継承についての共有


78年前の沖縄戦が今日まで遺ってきた背景や継承までの過程や課題などを株式会社さびらの狩俣と安里がパネルディスカッション形式で参加者に共有しました。


4.東日本大震災/沖縄戦「残していく未来 /残さない未来」それぞれを考える。


継承する理由を深掘りしていくため、相対する未来を考えていきました。

自分たちの活動する意義をあらためて認識していきます。


ワークショップの様子

 

5.沖縄戦の聞き書きについて共有

来年から大熊未来塾では東日本大震災を残していくための一歩として、聞き書き調査を行う予定です。そこで、沖縄戦の聞き書き調査などを行っている大阪大学大学院生の石川さんから、自身の経験から得た、気づきや学びを全体共有していただきました。


聞き書きについて話す、石川さん

 

6.グループごとに発表(全体共有)


沖縄戦(さびら)1チーム、東日本大震災(大熊未来塾)2チームが継承する理由やこれからの未来などグループで話し合ったことを発表しました。


ワークショップの成果を発表する様子

 

7.交流会


それぞれのグループで話し合った模造紙を見ながら交流しました。


交流会を楽しむさびらと大熊未来塾メンバー

今回のワークショップは、沖縄戦/東日本大震災の継承の意義について考えることが目的でした。また、大熊未来塾では来年より「聞き書き」を行っていくということもあり、大熊未来塾のメンバーそれぞれが考える「継承」についてワークショップを通して、価値観を互いに共有する機会をつくりになればという想いで設計しました。そのなかで、78年前の沖縄戦が今までどのように継承されてきたのかを知ることは、震災を未来へ継承していくためのヒントになるのではないかと考えています。


2024年2月11日、大熊町では「伝承サミット」が開催されます。東日本大震災だけでなく水俣、広島、沖縄からメンバーが集まり、継承について考えていきます。沖縄からは株式会社さびらの安里が参加します。


以上、大熊未来塾ワークショップでした。


 

株式会社さびらでは、様々なテーマに合わせたワークショップの企画立案から運営まで行っております。お気軽にお問い合わせください。




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